V-1 植栽施工
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要 点 整 理
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| [1] 植栽計画 |
緑化工事の目的や対象地の立地条件、自然環境などに充分配慮して
緑化の効果や機能を発揮させることが大切である。 |
(1) 植栽地事前調査
(2) 配植計画
@目的、機能別分類 |
@ 地形条件 A 気象条件 B 土壌条件 C 植生
ア)緑陰植栽 イ)修景植栽 ウ)遮へい植栽 工)公害防止植栽 |
(3) 植栽場所による分類
(4) 配植技法
@関連・対立 |
ア)外周植栽 イ)園路、通路沿い植栽 ウ)境界植栽
2本の樹木を植栽する場合、2本の樹高の和より接近させれば関連して
見え、遠ざければ対立して見える。
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| A調和・連繋 |
樹種の異なった群植の間に別の樹木を植栽することにより、群植間に
調和や連繋が生じる。
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| B数 |
伝統的に植栽単位として3本植、5本植、7本植が多く、奇数を
基本としたものがよく用いられる。
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| (5) 役木 |
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しょうしんぼく
ア)正真木
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庭の中心に植栽する常緑の大木をいう。 |
けいようぼく
イ)景養木 |
正真木と対比さす樹木をいう。 |
じゃくねんぼく
ウ)寂然木 |
庭が南面の場合庭の東に植栽する常緑樹で幹、葉の美しい
ものを用いる。 |
せきようぼく
工)夕陽木
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庭の西に植栽する落葉樹である。 |
なげし
オ)流枝木
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伸ばした枝が、池や流水に接するように植栽する。
マツ、ウメモドキ、カエデなど |
| カ)鉢囲いの木 |
手水鉢に枝をのぞかせるように植栽する。
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| キ)袖ケ香
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垣にそってウメを植栽する。 |
ひざわ
ク)燈障りの木 |
とうろう
灯籠の火袋の前に枝をさしのべるように植栽し、枝葉で
見えかくれさせる。 |
みこし
ケ)見越の木
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境界の外に植栽し、背景木とする。 |
コ)その他 |
とうろうひか
橋本の木、庵添えの木、垣留めの木、燈篭控えの木、井戸会釈の
木などがある。 |
| (6) 植栽単位 |
真行草、天地人などの基本的な配植方法があるが、
七五三等奇数本数を構成単位としている。そしておのおのが平面的には
不等辺三角形に配植され互いに関連しあって発展させる。
各植栽単位は、下記のような樹木で構成されている。
・真木・添木・肘木・前付け・見越しの木

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[2] 植栽施工
(1) 植栽土壌 |
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@表土の機能 |
腐植が多く含まれて団粒構造を持っ土で、植物の成育に適している。
表面の土は、工事中は取って保存する必要がある。 |
| A腐植 |
腐植の機能
・土壌の団粒化 ・保胆力の向上
・微生物活動の活性化 ・保水力の向上
・有機物の分解 |
B土壌水
ア)重力水
イ)毛管水
ウ)吸湿水
工)結合水 |
過剰水、地下水、停滞水で湿害の原因である。
表面張力によって、土壌中に保持され、植物に容易に利用される。
土粒子に付着している最小限の水で、植物には利用されない。
土壌粒子内の水をいう。植物には利用されない。 |
(2) 植栽地盤の造成
@植栽に必要な盛土 |
表土の厚さは高木で0.9〜1.5m、低木は0.3〜0.6m芝草で0.3mが
必要である。
盛土をすれば沈下は避けられないので、植栽前に沈下が完了する
ように早期に造成する必要がある。余盛は、全盛り土高の10%
ぐらいである。 |
| A人口地盤 |
土壌水分環境(保水、排水)有効土層厚、土壌栄養の確保が
必要である。
人口地盤で灌水すれば成育可能な土層厚は、芝草0.15m、低木0.3m、
浅根性高木0,45m、深根性高木0.6mである。 |
(3) 植栽
@掘取の種類
ア)根巻き
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掘取の種類
移植時に鉢土を付け、鉢の表面を縄などで巻き締める方法で針葉樹や
常緑広葉樹で行う。 |
| イ)振るい |
鉢は少し大きめに掘り上げ根巻をせず、鉢土を振るい落としそのまま
植え込む方法で、適期の落葉樹で行う。軽量で運搬が簡単であるが
老木や貴重木、適期をはずれた場合には、振るいとしない。
また根を乾燥させないことが大切である。 |
| ウ)追掘り |
太い根を切らず、先端まで掘り上げ、水苔などでまいて植え込む。
たぐり掘りともいう。移植後の活着のむずかしい樹種に用いら、
ジンチョウゲ・ミカン類ツル性植物などで行われる。 |
| 工)凍土法 |
冬気温が低く、凍結深度の深い地方で、完全休眠期の落葉を
掘り起こしてそのまま植え込む。 |
A掘取作業上の注意事項
ア)鉢 土
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大きければ良いわけではなく、根に密着していない土が、分離脱落
すると乾燥害がでやすい。根に密着している土の範囲で鉢を
作ることが大切である。 |
| イ)灌水 |
掘取り前に充分灌水する必要があるが、直前は根鉢がゆるむので、
好ましくない。 |
| ウ)枝しおり |
下枝のある樹木では、掘取り作業の邪魔になるの縄で上方に
縛り付ける。順序は幹に近い枝から始めて、外枝へとしおる。
また鞘より下方にしおっていく。 |
工)枝おろし
オ)かき取り
カ)仮支柱 |
枯枝、弱っている枝、密生している枝など不要な枝葉取り除く。
鉢の表面の地被類や雑草はかき取っておく必要がある。
作業中、直根のない場合強風等で倒伏することも考えられるので、
支柱を設ける必要がある。 |
| B鉢の大きさ |
鉢土の大きさは、運搬等の経済性も考慮して決定する。深根性の
樹木は、直径よりも深さを重視し、浅根性のものや灌木は、直径を
重視する。
鉢径の定め方は幹の根元直径を基準とし、一般には根元直径の
3〜5倍が適当とされている。
鉢径=A+(N-3)d (単位:cm)
N:幹の根元直径 A:常数 24
d:常数 常緑樹4、落葉樹5 ただし落葉樹は、振るい
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| C鉢の種類 |
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さらばち
(皿鉢)
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べいしり
(貝尻)
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なみばち
(並鉢)
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浅根性の落葉樹
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深根性の樹木
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一般的
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D根巻の順序
ア)樽巻き
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鉢の周囲を掘り下げ、上からコノキり等で締めかためながら、縄を巻く。
側根が見えなくなるまで行う。 |
| イ)揚巻き |
最近では・縄に代わるものとして、化学製品の網、強化加工紙等を
利用することもある。
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E運搬準備作業
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・直根の切直し
・枝おろし
・幹の縄巻き
・枝しおり
・鉢の乾燥防止 |
F運搬の注意事項
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・鉢の乾燥防止、幹当てなど
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G樹木の植付け
ア)植穴
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鉢径の1.5倍(根元径の4〜6倍)程度の植穴径で、鉢よりやや深くする。
土とよく密着させるため、がれき等は取り除き、底部は少し高めにする。 |
| イ)施肥 |
遅効性の肥料を、直接根に触れないようにし、植え付け後の樹木の
育成に考慮する。 |
ウ)水ぎめ
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鉢を埋めながら水を注ぎ、植穴に埋め戻す土と密着するように、
棒で付き固め植樹する。落葉樹の植え付けに用いる。 |
エ)土ぎめ
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鉢と土が密着するように棒で付き固めながら植樹する。
マツ類の植え付けに用いられる。「からぎめ」ともいう。 |
| オ)水鉢 |
水ぎめ、土ぎめとも埋め戻し後灌水を行う。その場合、鉢の周囲に
浅い溝や、土を盛り上げ水鉢を作り灌水する 。 |
(4) 樹木の養生
@支柱 |
[注意事項]
・支柱の丸太は、割れ・腐食等のない皮はぎ材とし、あらかじめ
防腐処理をすること。
・支柱の丸太は末口を上にして打ち込むこと。
・支柱と幹、枝との結束部分には、杉皮をあてしゅろ縄でわりなわがげに
結束する。
・丸太と丸太の結束は釘打ちのうえ鉄線がけとし、唐竹を使用する
場合は結束部は鋸目を入れ鉄線がけとする。唐竹は、節止め。
・丸太は全面に防腐剤を2度塗りし、乾燥してから使用する。
・添え柱は、樹幹がまっすぐになるように取り付ける。
・八つ掛けや布掛けの場合支柱材と主幹が2箇所以上で交差させ
結束する。
・ワイヤーロープ掛けは、樹木の結束部にゴムなどの幹当てを巻き、
適度な方向と角度を決め・ゆるみの無いように張る。
・八つ掛けにおいては、支柱の根元をしっかり固定するために
止めぐいを打ち込み、鉄線などで結束する。
止めぐい(やらず)
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A支柱の種類
ア)添え木支柱 |
苗や若木、低木(樹高1.5〜2.5m)

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| イ)鳥居型支柱 |
2脚、3脚、十字があり大きさによって使い分ける。
街路樹によく 使用する。(幹周9〜59cm)

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| ウ)八つ掛支柱 |
丸太か竹を樹高の2/3くらいのところで取り付ける。
(樹高5m以上、幹廻り40p以上)

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| 工)布掛支柱 |
あまり大きくない樹木で、間隔が狭い場合や寄せ植えした場合に
使用する。(樹高1.5〜2.5m)

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| オ)ワイヤ支柱 |
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| B幹巻き |
樹木の幹肌への、遮光、防寒、保温や乾燥を防ぐため行う。
布巻き、わら巻きや泥巻き紙巻き等がある。 |
| Cその他 |
・根元を敷きわら等でおおい、乾燥や寒さを防ぐ。
・根元に対する踏圧を、防止盤(グレーチング)によって防ぐ。
・寒冷しゃ等によって、老木や衰弱の著しい樹木全体を覆い、
日焼けより防ぐ。
・完全に活着するまで、灌水等により乾燥に注意する。
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| (5) 移植 |
移植にあたっては、現存場所の成育環境、樹勢、移植時期、運搬距離、
について考慮しなければならない。 |
| @根回しの方法 |
移植のために現存場所で、根元付近で根を切断し新根の発生を促し
移植後の活着や育成を容易にする。 |
| ア)溝掘式 |
根元直径の3〜5倍の大きさで鉢を作り、周囲を掘り下げ太根は
はくひ
支持根として残し、約10cm幅で環状剥皮をする。他の根は鋭利な
刃物で切断し、根巻き、縄締めを行い仮支柱で固定して埋め戻す。
老木や貴重木などは、この方法を2回に分けて実施することもある。
また根からの水分吸収量と葉からの蒸散量のバランスをとるため
せん定を行う。 |
| イ)断根式 |
溝掘式のように根巻きは行わず、側根だけを切断する方法で比較的
浅根性の樹木に適用する。根回し後の養生は、溝掘式と同様である。 |
| A根回しの時期 |
一般には、細根が発生するのに6ヵ月〜1年かかるので、逆算して
移植の時期を決める。 |
| B移植の時期 |
植物が休眠期に入ってから、発芽前までが適期で、一般に発芽直前が
最適である。この時期のほか、梅雨の時期も移植可能である。 |
| ア)針葉樹 |
萌芽前と秋が適期となる。
2月下旬〜4月中旬で、最適期は3月中旬〜4月上旬
9月下旬〜10月下旬も適期 |
| イ)常緑広葉樹 |
萌芽前と梅雨期が適期となる。
最適期は、4月上旬〜4月下旬
6月中旬〜7月下旬 |
ウ)落葉樹
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萌芽前と落葉後が適期となる。
最適期は3月下旬〜4月上旬 10月中旬〜12月中旬 |
| エ)タケ類 |
地下茎の成長が始まり芽(タケノコ)が出ようとしているときが
適期である。
モウソウチク、ササ類は4月上句
マダケ、クロチク、ハチク、ヤダケ等は3月中旬〜4月
カンチクは10月上旬 |
| C適期以外の移植 |
・あらかじめ根回しをしておく。
・発芽・展葉後は、葉面からの蒸散を抑制するためせん定を行う。
・蒸散抑制剤、発芽抑制剤を散布する。
・運搬等は、乾燥を防ぐため保護・養生をする。 |
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[3] 植栽管理
(1) 剪定、整枝 |
枝葉を切りのぞく単純作業をいうだけでなく、鑑賞、美観、育成、実用など
植栽の目的を充分配慮して行う。また、個々の樹種の特性も
理解して実施しなくてはならない。 |
| @剪定の時期 |
・常緑樹5〜6月、9〜10月ごろ。
・落葉樹7〜8月、11〜3月ごろ。
・針葉樹10〜11月、春先。 |
A剪定、整枝の基本
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・頂枝はひとつとし、病害虫にあった枝や不必要な枝は除く。
・幹の同じ高さから相反
する2つの方向に伸びる
車枝や幹の1ケ所から各
方向に伸び出す対生枝
を避け互生にする。
・同方向の重なった枝は
除く。
・その樹種固有の性質に
反する枝は除く。
・枝が同一方向にかた
よらないようにする。
・強い枝は短く、弱い枝は
長く切り毎年同じ位置で
切らないようにする。 |
幹吹き(胴吹き)
剪定の対象となる枝の名称
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| Bせん定の対象となる枝の名称 |
徒長枝:通常の枝に比較して勢いよく伸び樹形を崩している枝。
立枝:徒長枝の一種で真上に立ち上がって伸びている枝。
平行枝:同じ部位から同一方向に平行に伸びている枝。
さかさ枝:反対方向や下方に伸びている枝。
からみ枝:互いにからみ会っている枝。
ふところ枝:樹冠の内部にある弱小な枝。
切り枝:枝が主幹を横切って伸びているもの。
幹吹き(胴吹き):主幹からの不定芽が伸びたもの。胴吹きともいう。
ひこばえ:地下茎や根元から伸びている枝。やごともいう。 |
C枝の切り方
「花木の剪定」 |
・花木については花芽の分化や開花習性を理解する必要がある。
・今年の新枝に花芽を付け、年内に開花する樹種。
(サルスベリ、アベリア、キンモクセイ、キョウチクトウ、
バラ、ナツツバキ等)
・秋から翌年の春萌芽までに勇定すれば、開花に支障はない。
・新枝に花芽をつけ越冬し、翌年の春に開花する樹種。
(ウメ・モモ・キリシマツツジ、サツキツツジ、コブシ、クチナシ、
ハナミズキ、ツバキ等)
・花芽の分化後に勇定すると花数は減少するが、樹型本位の
剪定ができる。
・今年の短い新枝や充実した長中枝に花芽をつけ、翌年花芽が
少し伸長して開花する樹種。
[カイドウ、ボケ、カリン、ジンチョウゲ等]
・春に伸びた枝に花芽をつけ越冬して、よく春に新枝を伸ばして
開花する樹種。
[アジサイ、ハコネウツギ等]
・花の終わった直後に剪定すると、その後の新枝に花芽を分化する。 |
| (2) 灌水 |
・灌水の量は、毎日少量を行うよりも、数日おきに充分灌水する
ほうがよい。
・夏季の灌水は、気温、地温が高くなっていない早朝が好ましい。 |
(3) 病害虫防除
@病害
ア)カビ |
大きく分けて、カビ、バクテリア、ビールス、線虫など。
気孔などから樹体内に侵入し、菌糸が増殖し養分を吸収する。
[さび病、うどんこ病、ベト病、すす病、枝枯病、こぶ病] |
| イ)バクテリア |
損傷した部分から侵入し、細胞分裂で増殖して病巣を広げる。
[腐敗病、根頭がん腫病] |
ウ)ビールス
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アブラムシなどの昆虫媒介で樹体内に侵入繁殖する。
[モザイク病] |
| エ)線虫 |
数ミリの虫で、樹体内に侵入する。
[葉枯線虫、根こぶ線虫] |
| オ)発生状況 |
うどんこ病―白粉が葉の表文は両面に発生。
さ び 病―橙黄色や褐色の斑点ができる。
白絞羽 病―細根に白いカビが発生。
す す 病―枝や葉にすす状のものが付着。
たんそ 病―葉や枝に円形の灰褐色の病はんが生じる。
てんくす病―枝の一部にこぶを生じ、その部分から多数の
小枝をほうき状に出す。
も ち 病―若葉や芽の一部がもち状にふくらむ。 |
| A害虫 |
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部 分
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害 虫 名
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葉
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ケムシ、シャクトリムシ、アオムシ、ヨトウムシ、
ハマキムシ、シンクイムシ、アメリカシロヒトリ等 |
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花
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コガネムシ、ゾウムシ |
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枝 幹
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カミキりムシやキクイムシの幼虫 |
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地 下 部
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コガネムシの幼虫 |
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樹液吸収
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アブラムシ、カイガラムシ、ダニ、カメムシ |
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| B病害虫防除 |
樹木の健全な育成のためには、病害虫の防除が必要となってくる。
耐性のある樹種の使用や、抵抗力を付ける肥培管理等があるが、
被害を受けたときには、捕殺、こも巻き、消却、農薬散布などを併用する。 |
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[4]芝生造成・管理と
のり面保護工
(1) 芝生の造成
@施工手順
ア)植付適期 |
種類の決定→整地→元肥施用→整地仕上げ→芝付け→養生
日本芝及ぴバーミュダグラス類
4月中旬〜10月が成育時期なので、7月〜9月の酷暑時期をのぞいて
適期とされている。
霜害をうけないように配慮が必要である。
西洋芝
3月中旬〜5月、9月中旬〜10月が適期である。
盛夏は、発芽するが高温のため枯死しやすく、晩秋の播種は
霜害を受けやすい。 |
| イ)整地、施肥 |
植付地の準備は、地表面から30cm程度耕し、雑草、石等を除去する。
また凹凸を無くし、無表面排水を考慮し中央部を盛り上げるように整地
する。
酸性土壌では中和を行い、土壌改良材によって通気性、排水性を
良好にする。
もとごえ
播種や植芝などの工法では、元肥は不可欠である。 |
| ウ)張芝法の種類 |
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| エ)目土 |
雑草の種子などのない土や、畑土など良好な土をふるいにかけ、
芝葉が半分くらい隠れる程度に行う。 |
| オ)播種法 |
西洋芝やノシバの種子を播種して芝生を作るが、発芽前に種子が
流出しないように、表面に保護する必要がある。 |
(2) 芝生の管理
@刈込み時期
A目土
ア)目的 |
日本芝7〜9月、西洋芝4〜6月、10〜11月
・露出した根茎を保護し、充実した芽や根の伸長を促す。
・芝生面の凹凸を修正する。
・たい積したサッチなどの分解を早める。 |
| イ)時期 |
・春〜初夏が一般的。 |
Bエアレーション
ア)目的
イ)時期 |
・土壌の通気をはかり、根の発育を促すため芝生地表面に穴をあける。
・3〜4月 |
| (3) のり面保護工 |
のり面の緑化は、雨水による侵食防止、地表面温度の緩和、凍結に
よる崩落の防止、美化などの効果がある。 |
| 植生によるのり面保護
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・種子吹付け工 能率的に優れ、士分の少ない急なのり面にも
施工ができる。全面植生工
・植生盤工 硬いのり面でも、整形溝が掘りやすいところに
使用する。客土の量が多い。
・植生マット工 全面に施工する。マットによる直接的侵食防止
機能がある。保温、保湿効果があり不適期の施工も
可である。
・植生穴工 硬いのり面で、溝が切りにくいところや転石の多い場所
に適している。穴が深いので、根が深く入る。
・植生筋工 たね、肥料を装着した帯状の紙や布を筋芝工に準じて
施工する。
・張芝工 一般的に使用され、直接的侵食防止効果がある。
・筋芝工 芝片をのり面にそって水平に埋め込む。
・株植工 のり面に穴を掘り客土し、株物を植え込む。
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